実家が空き家となり、放置している状態ではありませんか?2015年に施行された空き家対策特別措置法(通称:空き家法)により、空き家の適切な管理が所有者の義務とされています。2023年中の空き家法の改正により、空き家所有者への要求はさらに厳しくなると見込まれています。
この記事では、空き家を適切に管理する方法や売却に向けた「片付け」に関する内容を詳しく説明します。
放置された空き家に潜むリスク
空き家を適切に管理することは、単に清潔さを保つこと以上の意味を持ちます。空き家を整理せずに放置することには、以下のようなリスクが伴います。
リスク1.災害時の危険性の増加
大規模な地震や水害などの自然災害が増えている現在、空き家がこれらの災害で被害を受けるリスクは高まっています。空き家が災害に遭遇した際、迅速な対応が難しく、結果として被害が拡大する可能性があります。特に家財が残されていると、転倒や火災の延焼の原因となることもあります。
リスク2.固定資産税の増加
2015年に施行された空き家対策特別措置法(空き家法)では、空き家の適切な管理を怠った所有者にペナルティが課されます。措置は、立ち入り調査や助言、指導、勧告、命令、代執行の順に進みますが、勧告に達すると、空き家がある土地の「住宅用地の特例」の適用が外れ、固定資産税が大幅に上昇する可能性があります。
住宅用地の区分 | 固定資産税 | 都市計画税 |
---|---|---|
小規模住宅用地 (200㎡以下の部分) | 1/6 | 1/3 |
一般住宅用地 (200㎡を超える部分) | 1/3 | 2/3 |
また、立入調査を拒否すると20万円以下の罰金が科せられ、命令に従わない場合は50万円以下の罰金が課せられます。さらに、最終措置である代執行になると、空き家は強制的に撤去されることになります。
リスク3.管理の難しさが増す
空き家を適切に管理することは、空き家法による措置を回避するために必要です。しかし、整理が進んでいない空き家は、清掃が困難になり、湿気やホコリが蓄積しやすくなるため、物件の劣化が加速する可能性があります。
空き家法のペナルティの対象となるのは「特定空き家」であり、以下のような状態の物件です:
空き家法での「特定空き家」の定義
空き家法では、「特定空き家」とは次のような状態の空き家を指します
出典:国土交通省
- 放置された場合、倒壊など安全上の著しい危険が生じる恐れがある状態。
- 放置すると衛生上著しく有害となる可能性がある状態。
- 適切な管理がなされておらず、景観を大きく損ねている状態。
- 周辺の生活環境を保全するために放置することが不適切であるその他の状態。
空き家の劣化や損傷が進行する前に、適切な管理を行うことが重要です。
空き家法改正に伴う固定資産税の対象拡大
2023年内に予定されている改正空き家法の主な変更点は、固定資産税の増税対象が「管理不全空き家」にも適用されるようになることです。
「管理不全空き家」とは、将来的に「特定空き家」になる可能性がある空き家を指します。特定空き家の数は全国で約2万戸とされていますが、管理不全空き家は約24万戸にも上るとされています。このため、空き家の管理問題に加え、固定資産税の増税に悩む所有者が増えることが予想されます。
改正される空き家法は、空き家所有者に対する圧力を強める方向にあります。
誰も住む予定がなく、活用も考えていない、また管理が負担になっている空き家の所有者は、売却を検討することが賢明な選択となるでしょう。
空き家における「片付け」の必要性
空き家に残された家財は、災害時のリスクを増加させ、管理を難しくし、さらには過料や固定資産税の増税のリスクを高めます。空き家の売却や解体を検討する際にも、「片付け」は避けて通れない前提条件です。
理由1.売却に向けた片付けは不可欠
空き家を売却する場合、まず室内を片付けることが最優先です。家具や家財を残した状態での買取を行う業者も存在しますが、その場合買取価格は通常より低くなる傾向があります。一般の購入者に販売する場合は、空き家を空室の状態で引き渡すことが基本です。
理由2.解体前の片付けは不可欠
空き家の解体や撤去を行う場合でも、事前に室内を片付ける必要があります。家財の撤去を含む解体作業を請け負う業者も存在しますが、自己で片付ける場合と比較して、追加される費用は通常より高額になります。また、思い出の品や貴重品、売却可能な物品が誤って撤去されるのを避けるためにも、最低限の片付けと整理は必要です。
空き家の片付けを専門業者に任せるべき理由
空き家の数が増え、人口減少により不動産の需要が減少し、さらに空き家法の改正が進む中、空き家を放置する状況からは早急に脱する必要があります。売却、解体、あるいは再利用を考えても、まずは空き家の片付けが必要です。空き家の片付けは自分で行うことも可能ですが、以下の理由で専門業者に依頼する価値があります。
理由1.手間と負担の軽減
空き家が遠方にある場合が多く、何度も現地に行くと交通費や時間がかさみます。専門業者に依頼すれば費用はかかりますが、現地の業者であれば交通費が不要で、時間の短縮も可能であり、結果的にコストパフォーマンスは高くなります。
理由2.迅速な片付け
自分で片付けると後回しになりがちで、長期間を要することがあります。専門業者なら最短で1日で片付けを完了させることが可能です。空き家を適切に管理し、その後の利用や売却、解体へ向けて迅速に進めるためには、早期の片付けが重要です。片付けが完了すれば、今後の計画も立てやすくなります。
理由3.価値ある物品の適切な取り扱い
空き家の片付けは、ただ単に物を整理するだけではありません。故人の大切な品、思い出の品、貴重品、売却可能な品などを適切に分別する必要があります。これは時間がかかる作業の一つです。専門業者に依頼すれば、不要な物の分別だけでなく、大切な物品の選別や買取も行ってくれるため、スムーズかつ効率的に片付けを進めることができます。
【福岡版】空き家の片付けの料金の相場(業者に依頼した場合)
まず空き家の片付けなのですが、片付ける家の間取りによって費用は大きく変わってきます。大きな家になったり、片付ける部屋が多いと、どうしても回収する不用品や処分するゴミの量も増えるので、回収用のトラックの台数も多くなるし、作業するスタッフも増えて、時間もかかるようになるからですね。
以下の表はだいたいの目安なのですが、私たち福岡片付け隊の空き家の片付けの料金についてまとめましたので、参考にしてもらえると幸いです。
※福岡片付け隊は他社と比べて、空き家片付けの料金の安さでは負けない自信がありますよ。そのためかなり安い価格になっていると思います。ぜひ他社と比べてみてください。
間取り | 作業時間 | 料金 |
---|---|---|
1R/1K | 1~3時間 | 20,000円~80,000円 |
1DK | 2~4時間 | 40,000円~120,000円 |
1LDK | 2~6時間 | 50,000円~200,000円 |
2DK | 2~6時間 | 70,000円~250,000円 |
2LDK | 3~8時間 | 100,000円~300,000円 |
3DK | 4~10時間 | 120,000円~400,000円 |
3LDK | 5~12時間 | 140,000円~500,000円 |
4LDK~ | 6~15時間 | 200,000円以上 |
※料金に幅がありますが、不用品の量や空き家の状態によっても、料金が変わってきますので、正確な料金が知りたければ、ぜひ無料見積りをご利用ください。
福岡片付け隊は、空き家片付けの見積り無料!!さらに出張無料です。
空き家片付けの料金の内訳について
上で紹介した空き家片付けの料金ですが、次のような内訳で構成されています。
- 処分・回収するゴミや不用品の総量
- 当日に必要な空き家片付けスタッフの人数
- 処分・回収するゴミ・不用品の種類(ベッドなど搬出が大変な家具やリサイクル家電の有無)
- その他の追加料金・オプション(ハウスクリーニングなど)
作業時間料金
空き家清掃業者は、通常、作業時間に基づいて料金を設定します。作業時間は、空き家の状態や広さ、処理が必要な物品の量によって異なります。
人件費
空き家清掃には、複数の作業員が必要な場合があります。作業員の人数によって、人件費が増減することがあります。
設備・機材費
空き家清掃には、適切な設備や機材が必要です。作業に使用する清掃機器、撤去や処分に必要なトラックや運搬機器などの使用料が含まれます。
廃棄物処理費
空き家から撤去される廃棄物の処理には、適切な方法や施設を利用するための費用がかかります。廃棄物の種類や量に応じて、処理費が発生します。
その他の費用
特殊な作業や追加サービスによって、追加の費用が発生する場合があります。例えば、特殊な汚染物質の処理や特殊な清掃作業などが該当します。
このような項目をもとに見積りをして正確な空き家片付けの料金を見積りさせていただきます。
福岡市の信頼できる空き家片付け業者
福岡市で空き家の片付けを検討されているなら、福岡片付け隊にお任せください。福岡片付け隊で不用品を処理する際のメリットは以下の通りです。
許可業者で安心
片付け隊福岡店は、古物商の許可業者ですので、安心してサービスを利用できます。
福岡片付け隊の買取
福岡片付け隊では、お客様の不用品の買取も行っています。当社は必要な古物商許可を取得しており、経験豊富なスタッフが適正価格で買取を行いますので、安心してご相談ください。
ハウスクリーニングサービス
また、遺品整理後のハウスクリーニングサービスも提供しています。遺品整理後にクリーニングをすることで、物件の管理が容易になり、不動産売却や賃貸の際には価格や賃料の向上が期待できます。遺品整理から不用品買取、ハウスクリーニングまで、一連のサービスをワンストップで提供しており、お客様の手間を軽減できます。
多様な大型ゴミの処分に対応
福岡片付け隊では、大型の家具から家電4品目(冷蔵庫、テレビ、洗濯機、エアコン)まで、様々な大型ゴミの収集・処分に対応しています。一点から家丸ごとの処分まで、幅広い要望に応えます。
不用品回収、引っ越し時の大型ゴミ回収、空き家の清掃をお考えの方々へ。困った時は福岡市の許可業者、片付け隊にご相談ください! 不用品回収の参考料金(税込)は、軽トラック1台分が8,000円~、2tトラックが20,000円~です(2023年8月7日時点)。他の積載量については、弊社のウェブサイト「不用品回収の料金表」をご覧ください。
料金には運賃、処分費用、作業スタッフの人件費など、不用品回収に関わるほぼ全ての作業が含まれています。詳細な見積もりが必要な場合は、電話、LINE、お問い合わせフォームからお問い合わせください。
ゴミ屋敷片付け・汚部屋清掃 対応エリア
【福岡地域】
福岡市中央区、福岡市博多区、福岡市東区、福岡市南区、福岡市城南区、福岡市早良区、福岡市西区、糸島市、那珂川市、大野城市、春日市、太宰府市、筑紫野市、粕屋町、志免町、須恵町、宇美町、篠栗町、久山町、新宮町、古賀市、福津市、宗像市
【北九州地域】
北九州市、小倉北区、小倉南区、戸畑区、門司区、八幡西区、八幡東区、若松区、中間市、水巻町、遠賀町、岡垣町、芦屋町、みやこ町、苅田町、行橋市、吉富町、築上町、豊前市、上毛町
【飯塚地域】
飯塚市、直方市、宮若市、田川市、嘉麻市、桂川町、福智町、川崎町、香春町、添田町、大任町、糸田町、赤村、鞍手町、小竹町
【久留米地域】
久留米市、大牟田市、筑後市、柳川市、八女市、朝倉市、みやま市、うきは市、大川市、小郡市、大刀洗町、筑前町、東峰村、広川町、大木町
まとめ
年々、空き家所有者に対する圧力が強まっています。空き家を適切に管理することは所有者の責任です。空き家をそのままにする、売却する、解体する、または再活用する場合でも、最初に必要なステップは片付けです。
福岡片付け隊では、たしかな長年の実績のもと不用品回収業務を行っています。遺品整理や生前整理のサービスも提供していますので、お困りの際はお気軽にご相談ください。