「ゴミ屋敷なんて自分には縁がない!」と思っている方が多いかもしれませんが、実は他人事ではありません。
- 年をとって身体を動かすのが辛く、片付けができない
- 亡くなった親の家を受け継いだが、知らない間にゴミで溢れていた
上記のようなケースで、ゴミ屋敷について悩まれる方がとても多いのです。 恥ずかしいから自力で何とかしたいと思っても、何から手を付けていいか分からない状況が、”ゴミ屋敷の常”です。 そこで今回の記事では、ゴミ屋敷の片付けに関する情報をお伝えします。
ゴミ屋敷の対応は、自分でやるかプロに頼むかどっちがベスト?
ゴミ屋敷の問題をどう取り組むかは、人それぞれ異なります。一部は自分の手で解決しようとし、一方でプロの手を借りる人もいます。それでは、どのアプローチが最も有効か。まず、コストや労力を考慮して、部屋の具体的な状態を基に、最良の方法を見ていきましょう。
少しのゴミならば、自分での片付けが適している
日常のゴミや雑多なものがちょっと散らばっている程度なら、自分での対応が適切です。いくつかの大きなゴミ袋を使えば、その問題は解消されるでしょう。大きなゴミ袋10枚程度で片付けられそうなら、挑戦してみるのも一つの方法です。しかし、10枚以上必要と感じたり、身体的に難しいと感じる場面では、専門の業者へ依頼することを考えると良いでしょう。
ゴミが大量にある場合は、プロに頼むのがベスト
ゴミがあふれるほどの状態や、多くのゴミで部屋が埋まっている場合、専門の清掃業者に相談するのが最善策です。独力での片付けには限りがあり、さらにはけがやゴミの正しい処分方法の懸念が考えられます。
もし、自力での片付けが難しいと感じる場面があれば、専門家の力を借りることを検討してください。
まずは自力で片付けできるレベルのゴミ屋敷かどうか判断しよう
まずは、問題のゴミ屋敷が自力で片付けできる範疇なのか、それともプロの片付け業者に依頼した方がいいレベルなのか、判断しなくてはいけません。 「時間をかけて、とにかく頑張れば大体片付く!」と思っている方が多いかも知れませんが、実際のゴミ屋敷の片付けはそんなに甘いものではありません。 自力では片付けできないレベルのゴミ屋敷なのに無理をしてしまうと、ケガや心労の原因となってしまいます。 ゴミ屋敷のレベルについてはこちらの記事で紹介しております
自力で片付けできるゴミ屋敷の目安
ひとり暮らし用の手狭なマンションが散らかっている程度の場合や、ゴミで溢れているのがひと部屋だけという場合は、自力での片付けが何とかできる範囲です。 また、ゴミ屋敷になってから日が浅く、悪臭や害虫の発生がなく、頑固な汚れが定着していない場合も、自力で片付けられるでしょう。
プロの片付け業者に依頼した方がいいゴミ屋敷の目安
※福岡市のゴミ屋敷状態の1Kマンションの浴室 真っ黒の汚れは簡単には落ちません。
ひとり暮らし用マンションでも天井付近までゴミが積み上がっている場合、そして一軒屋がほぼ丸ごとゴミで溢れているような場合は、自力での片付けがかなり困難になるでしょう。 ゴミ屋敷は長く放置されていればいるほど、悪臭がひどくなり、害虫も多いです。 そのような劣悪な環境で、片付けに不慣れな方が長時間作業をすることは、健康に悪いです。 自分ではどうやってもとれない汚れも見られると思いますので、プロに片付けを代行してもらった方がいいと言えるでしょう。 仮に、不用品回収業者にゴミ屋敷の片付けを依頼する場合の費用の目安は、以下の通りです。 お部屋の状態がひどいと、特殊な清掃が必要になるため、費用には大きく幅が出ます。 <料金例>
- 1Kのマンションにゴミがいっぱいの場合⇒5万円~30万円
- 平均的な2階建ての一戸建てにゴミがいっぱいの場合⇒20万円~50万円
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ゴミ屋敷の片付けの下準備
ゴミ屋敷の片付けを自力で行うなら、下準備を入念にしておかなくてはいけません。 まず作業当日は、最悪捨ててしまってもいい衣類を身につけるようにしましょう。 ゴミ屋敷に入ると、衣類はまたたく間に汚れてしまい、染みついた嫌なニオイを洗濯で落としきれないケースが多いためです。 ケガのリスクを抑えるため、できれば長袖・長ズボンが好ましいです。
- どうしても持ち帰りたい物を入れる箱や袋
- ゴミ袋
- 殺虫剤
- マスク
- 軍手
- トング
- バンダナや頭巾
上記アイテムは、ゴミ屋敷の片付けの必需品です。多めに用意しておいた方がいいでしょう。
ゴミ屋敷を片付ける順番
- 害虫を駆除する
- とにかくゴミの量を減らす
- 残った不用品の仕分けをする
- 消臭や掃除をする
1.害虫を駆除する
ゴミ屋敷の片付けを始める前に、ハエやゴキブリなどの害虫駆除、ねずみ駆除をしなくてはいけません。 噴射タイプの殺虫剤で逐一駆除していくよりも、まずは焚くタイプの殺虫剤で一斉に駆除してしまった方が効率が良いです。 ただし生命力の強い害虫は、生き残ってあちこちに隠れます。 ゴミや不用品をよけた時に害虫が出てきたとしても、びっくりし過ぎてひっくり返らないように構えておきましょう。
2.とにかくゴミの量を減らす
とにかくゴミ屋敷の入り口から、ゴミの量をどんどん減らしていきましょう。 残す物のことや掃除のことは後にして、ひとめでゴミだと分かる物を運び出していきます。 ゴミ屋敷ではない実家の片付けの場合は、通路を確保することが優先事項ですが、ゴミ屋敷の片付けの場合はとにかくゴミを出すことが先決です。 <関連記事> ⇒ 実家の片付けで知りたいこと | タイミングと手順と業者の活用
3.残った不用品の仕分けをする
明らかにゴミと分かる物をすみやかに片付けた後は、残った不用品の仕分けを行います。 何を残して何を捨てるかはその方次第ですが、「いつか使うかな……」と悩む物は、たいがい捨ててしまっても構わない物です。 ゴミ屋敷の中にあった不用品は、衛生的に良くなく、汚れやニオイを落としきれない物が多いので、家族の想い出の品など、よほど大事な物でない限り、捨てる覚悟を持った方が良さそうです。 大きな不用品(ソファやベッドなど)は、もちろんそのまま処分することはできません。 自治体に引き取りに来てもらうか、自分で軽トラックなどを運転して処分場まで持って行く必要があります。
4.消臭や掃除をする
無事にゴミ屋敷全体が片付いたら、消臭や掃除を行います。 ただ、ゴミ屋敷は頑固な汚れやニオイがこびりついていることが多いです。 自分ではどうにもならない場合、清掃の専門業者に連絡することを推奨します。
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再びゴミ屋敷にしないための工夫
ゴミ屋敷の片付けをしてすっかりキレイになった後も、ゴミ屋敷になってしまった原因を無くさなければ、再びゴミ屋敷になってしまう可能性が高いです。 「自分の住まいを自分でゴミ屋敷にしてしまった……」という場合は、今後の健康のためにも、掃除やゴミ出しに関する工夫が必要でしょう。 1番確実なのは掃除をしてくれる第三者を入れることです。 家族や知人には頼れないという方は、ハウスクリーニングを定期的に依頼したり、ヘルパーさんを呼ぶ方法があります。 その方法以外なら、ゴミ出しの日にちを忘れないようにいつも見える位置にメモ書きを貼ったりして、ゴミをこまめに出す意識を持ち続けるしかありません。 また、要らない物を大量に集めてしまうのをやめられない、そして捨てられないという方には、心の病が隠れている場合もあります。 「ダメだと分かっているのに、ゴミを溜めないと不安……」と、そんな気持ちを抱えている方は、1度病院で相談した方がいいかも知れません。
床に物を置かない原則を守る
ゴミ屋敷を解消した後は、何もかも床に置かないというルールを設けることをおすすめします。日常の中で物を床に置く習慣がある人もいるかもしれませんが、床に放置された物は、つい後回しにしてしまいがちです。この悪習をやめ、物を床に置かないルールを徹底することで、部屋が散らかるのを予防することができます。
新しく物を持ち込む際は同じ数だけ手放す
日常的にたくさんのアイテムを購入する傾向にある人は、「新しいものを1つ手に入れるたび、古いものを1つ手放す」という原則を採用して、ゴミ屋敷状態を防ぎましょう。ゴミ屋敷の背後には、整理せずに物をため込む習慣があります。
ゴミ屋敷の問題をクリアしたら、物の増加に特に気をつける必要があります。似ている物や同じ機能を持つ物を新しく手に入れたら、使っていない物を1つ捨てるという原則を確立することをオススメします。
「本当に必要か?」と感じたら処分を考える
家の中のアイテムで「本当にこれは必要?」と疑問に思った時は、それを処分する選択をしましょう。ゴミ屋敷になる主要な要因の1つは、「将来使うかも」という理由で、実際には使用しない物を保持してしまうことです。
大体の場合、疑問に思ったアイテムは使用されることはありません。そのようなアイテムを保持し続けると、再びゴミ屋敷状態に戻ってしまう可能性が高まるので、思い切って処分する勇気をもちましょう。
自分では片付けられないゴミ屋敷も業者に頼めば早く片付きます!
以上、ゴミ屋敷の片付けに関する情報をお伝えしました。 「ゴミ屋敷の片付けは自力でできる?」という質問に対しては、“程度によっては自力でも出来るが、とにかく大変!”のひと言に尽きます。 掃除の知識や時間的な余裕、体力がないとなかなか完遂できるものではありません。
- パッとひと目見て「これは無理!」と思うゴミ屋敷
- 途中まで頑張ったけど、これ以上は片付けられないゴミ屋敷
上記のようなゴミ屋敷問題に直面したら、片付けを専門とする業者に頼ることをオススメします。 1番いけないのは、自分が住んでいる・住んでいないに関わらず、ゴミ屋敷を放置することです。 自分が住んでいる場合は、一刻も早く片付けないと健康被害が心配ですし、自分が住んでいない場合は、荒れ果てた家が不法投棄や放火のターゲットになることがあります。近隣の方からの苦情も、出てくるでしょう。 だからこそゴミ屋敷の問題はひとりで解決しようとせず、業者に依頼してでも迅速に解決することが望ましいのです。 福岡のゴミ屋敷の片付けなら福岡片付け隊におまかせ下さい!
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